FP大家式「少額資金で不動産オーナーになる方法」【連載第4回】
「頭金10万円からスタートできる」って本当?前回までは、私が「都心・中古・ワンルーム」からはじめたきっかけなどをお伝えしてきました。今回からは、より具体的なお話しをしていきます。 不動産投資のセミナーに行くと良く聞く話題として、 では、実際のところ、そんな少ない自己資金でスタート可能なのでしょうか? その条件とは、「融資を受けることができれば」 融資の点で言えば、「あなた自身の属性」が大きく関わってきます。 物件の点で言えば、私たちがコントロールできる部分はないので、不動産会社の担当者などに聞くしかありません。 その観点から言うと、不動産会社が「売主」として持っている物件であると、すでに金融機関の評価を調べた上で、紹介してもらえる可能性が高いです。 「仲介」の場合は、売りたい相手の希望価格になので、金融機関の評価と売買価格が離れている可能性があります。買いたいと思って融資の申込をしたら、思ったほど融資がおりず(金融機関の評価が出ず)、購入できなかったというケースを目にすることがあるからです。 上記のように、年収や勤続年数などの「属性」と金融機関からの「評価」がマッチすることで、頭金10万円などの少ない自己資金で、不動産投資はスタートできるのです。 ただし、その場合はほとんどが融資を受けている状態です。不動産投資での最終目標。それは、所有権ぜんぶを「自分の資産」にすること、つまり、借りている融資を完済すること、だと私は考えています。 なので、少ない自己資金でも始められますが、その後、本業で稼いだお金の一部を繰上返済に回すなどして、「自分の資産」を殖やしていくように努めることも大切です。 ※コラムはまだまだ続きます。ぜひ最後までお読みください。
不動産投資に、節税効果ってあるの?ここまで、「頭金10万円からスタートできる!」に関してお伝えしました。 ここからは、「不動産投資に、節税効果ってあるの?」というテーマでお伝えします。 結論からお伝えすると、「購入後数年間は効果があるケースが多い」と考えます。 どうして節税になるか? 初年度が一番大きいというのは、購入時には登記費用やローンの手数料など、 例えば、10月に物件を購入したとします。 この時、その年の不動産収支は①-②-③=▲284,300円となります。 ここから、さらに「建物の減価償却費」や「ローンの利息」が経費になるので、 この不動産収支で生じたマイナスは、本業の給与収入と相殺ができます。 イメージを伝えるために、 不動産収支のマイナスがなければ、300万円に対して所得税と住民税を払うことになりますが、不動産収支のマイナス分をこの300万円からマイナスすることができるのです。 先ほどの▲284,300円に減価償却費などの経費がプラスされて、▲50万円だとした場合、300万円-50万円=250万円に対しての所得税・住民税を払うことになります。 これが、不動産投資に節税効果があることの内容になります。 ただ、この節税効果に関しては、減価償却費が多めにとれる可能性のある最初の数年間で薄れてしまうので、あくまでも、おまけのメリットと捉えて頂いた方が良いと私は考えています。 ケセラセラ横浜:https://fpoffice-yokohama.com/
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