TOPコラム不動産投資は「人生の目的地」にアプローチする有効な手段!CFP齋藤岳志氏講演セミナー

コラム

2018年12月14日

不動産投資は「人生の目的地」にアプローチする有効な手段!CFP齋藤岳志氏講演セミナー

不動産投資は潤沢な資産を持つ一部の富裕層だけが行うイメージが強いかもしれません。しかし、ワンルームマンションなど少額の自己資金からはじめて堅実に収益を手にしているオーナー様も数多くいらっしゃいます。11月3日に講師として迎えた齋藤岳志氏も、2007年、30歳の頃から区分マンションでコツコツと不動産投資を行い、現在10戸のワンルームマンションのオーナーとして安定した家賃収入を得ています。

ファイナンシャルプランナーの上級資格で、高度な知識を保有する証明でもあるCFPとして活躍する齋藤氏は「無理をしない不動産運用のお手伝い」をモットーに、収益物件の購入や売却にまつわるアドバイスを行っています。そんな齋藤氏のマンション経営のセオリーについて語られたセミナーの一部をご紹介します。

株式投資やFXでの損失経験を経て不動産投資に出会う

百貨店に勤めていた2004年にFP資格を取得したという齋藤氏は、資産運用の大切さを知り、会社員をしながら株式投資やFXなど値動きで儲ける投資をはじめたと言います。しかし、日中は相場の値動きを追えないこともあり、100万円近い損失を経験したとのこと。そこから、安定した収入を得られないかと試行錯誤した結果、不動産投資に辿りついたそうです。

30歳から都心中古区分で堅実に資産形成を進めている齋藤岳志氏

不動産投資の魅力について、「現在、10戸保有しており、管理費や経費を差し引いても、手取り30万円ほどが家賃収入として残ります。働く以外の収入があることで、気持ちのゆとりが生まれるんです」と語ります。

また、不動産投資を検討するにあたり、出発地と目的地を見据えることが大事だと齋藤氏。老後資金のために不動産投資をはじめるなら、まずは「老齢年金の把握」を出発地にすることを勧めます。「年金定期便」をもとに受給されるであろう年金額を踏まえたうえで、次に考えるべきは老後の支出。「現役時代の支出の7割」を基本として「家賃やローンを支払わずに住める家があって、食べるのに困らず、華美じゃない生活を送るとして夫婦二人でおよそ25万円が平均だと言われます。さらに余暇を楽しみたいということであれば35万円位です」

齋藤氏は老後資金について「ライフスタイルで必要な額は変わってきますが、年金との差額を埋められるだけの家賃収入があると安心につながります」と語ります。金融資産の場合、値動きがあるので取り崩そうとしたら、せっかく今まで蓄えてきたのに元本が割れてしまう可能性があります。しかし、不動産は不況でも家賃が大幅に変わることは、ほぼありません。そのため、老後資金対策に向いているというのです。

「目的地があるからこそ、出発地を定められます。目的地が分からないとスタートできません。収支のバランスを計算することで、何に向かって頑張ればいいのか見えてくると思います」

お客様とのコミュニケーションをはかる齋藤氏

不動産投資のエキスパート・齋藤氏が大切にしているセオリーとは?

現在、10戸のマンションを保有している齋藤氏ですが、物件はすべて都心の中古ワンルーム。これにはこだわりがあるそうです。

「都心は家賃も高水準です。実際、運用当初より家賃が上がっている物件もあります。また、相続を考えると区分マンションは割り当てやすいのも特長。1棟だと分割できないので、お子さんが複数いる場合は揉めてしまう可能性も。いずれにせよ、残された人が受け取って嬉しいと思えるかどうかです。収益性があるもので考えると、都内のワンルームマンションはメリットが大きいです」

とはいえ、投資向けのマンション購入にあたって何を検討材料にすればいいか、悩んでしまいがちです。齋藤氏が購入を検討するにあたって大切にしていることは、「住む人のニーズ」だと語ります。

「住む人にとって大事なのは、『払える家賃かどうか』さらに『家賃に見合う場所かどうか』です。設備もオートロックの方がいいとか、宅配ボックスがある方がいいなど、要望を言えばいくらでも言えますが、払ったお金に対する利便性で選んでいるというのが実情です。設備も整っていて快適だけど駅15分の物件よりも、多少狭くても、設備が不足していても駅5分の方がワンルームマンションを選ぶ人のニーズに即しているといえるでしょう」

また、齋藤氏が所有する物件のリフォーム実例をご紹介。当初、3点ユニットバス(バスタブ、トイレ、洗面台が同じスペースにあること)だった物件をバス・トイレ別にリフォームし、家賃アップを実現したとのこと。5年ほどかかるものの、投資額を回収できる見込みもあるそうです。会場では実際にリフォームを行った物件の間取り図をもとにご説明していて、ご来場者様アンケートでは多くのご好評の声をいただきました。

齋藤氏の講演にじっくりと聞き入るご来場者様

セミナー全体を通して、ご来場された方々は明快な解説に聞き入っていらっしゃった様子でした。不動産投資に興味はあるけれど、何からはじめていいのか、何を重視すればいいのかイマイチ分からないという方々にとって、たくさんの学びとヒントを得られるセミナーとなりました。

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セミナー講師:齋藤岳志(さいとう・たけし)氏 プロフィール
上智大学文学部卒業後、百貨店、税理士事務所、経営コンサルティング会社などへの勤務を経て独立。株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなどの投資を経験し、その中で自分の性格や考え方に一番合った大家業を2007年にスタート。世界から認められるCFP(CERTIFIED FINANCIAL PLANNER)の資格を生かし、経営コンサルタントやファイナンシャルプランナーとしての視点、自らの大家業の経験をもとに、不動産投資に関するアドバイスを行っている。
著書:「資産形成に中古ワンルームを選ぶと失敗しない理由」
☆ラジオ出演中☆「資産運用に不動産ってあり?あなたの疑問に答えます!」
(エフエム戸塚「totsuka heartful kitchen」の中で、毎月第1火曜日13:15~13:30放送)

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