株式投資

株のファンダメンタルズ分析とは?やり方やテクニカル分析との違いをわかりやすく解説

編集者:Money Theory編集部
株のファンダメンタルズ分析とは?基礎知識とやり方をわかりやすく解説

株式投資ではよく「ファンダメンタルズ分析」という言葉が出てきますよね。

ファンダメンタルズ分析とは、経済指標を使った投資先を選ぶための分析法のことです。

初心者でもできる?

どんな時に使ったほうが良いの?

そんな風に疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ファンダメンタルズ分析の基礎知識からメリット・デメリット、ファンダメンタルズ分析がおすすめの人の特徴などをわかりやすく解説していきます。

株式投資で効果的に利益を出したいという方はぜひ目を通してみてください。

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もくじ
  1. 株のファンダメンタルズ分析とは
  2. ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の違い
  3. ファンダメンタルズ分析で使う指標の具体例
  4. ファンダメンタルズ分析を使うタイミング
  5. ファンダメンタルズ分析のメリット
  6. ファンダメンタルズ分析のデメリット
  7. ファンダメンタルズ分析がおすすめな人の特徴
  8. ファンダメンタルズ分析の指標の見方
  9. ファンダメンタルズ分析のやり方
  10. 株のファンダメンタルズ分析におすすめのツール
  11. ファンダメンタルズ分析の注意点
  12. ファンダメンタルズ分析で優良銘柄を見極めよう

株のファンダメンタルズ分析とは

まず株のファンダメンタルズとは、企業の財務状態や業績を評価するための基本的な指標を指します。

これには、売上高、純資産、営業利益などが含まれ、投資家が企業の真の価値を理解するための足掛かりとなります。

株のファンダメンタルズとは
  • ファンダメンタルズとは企業の財務指標
  • ファンダメンタルズ分析とは企業の財務状況の分析

ファンダメンタルズとは企業の財務指標

ファンダメンタルズとは、一言で言えば企業の「健全性」を測るための数値や指標です。

具体的には、売上高、営業利益、純利益、純資産などの財務データがこれに該当します。

このような財務指標は、企業がどれだけ健全で成長しているのか、リスクがどれだけあるのかを評価するための重要な要素です。

投資家は、これらの指標を詳細に分析することで、投資対象となる企業が将来的にどれほどの価値を持つかを評価します。

ファンダメンタルズ分析とは企業の財務状況の分析

ファンダメンタルズ分析は、企業の財務報告書を基にして行われる分析手法です。

この分析では、売上高や営業利益などの財務データを詳細に調べ、企業の成長性、安定性、収益性を評価します。

もし企業のファンダメンタルズが優れていると判断されれば、その企業の株は長期的には価値が上がる可能性が高いとされ、投資対象となり得ます。

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の違い

株式投資には「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」という二つの主要な分析手法があります。

両者の大きな違いは、分析に使用するデータの性質です。

ファンダメンタルズ分析は企業の「財務データ」に焦点を当て、テクニカル分析は企業の「株価データ」を中心に分析します。

テクニカル分析は、株価の動きやトレンド、出来高などをグラフにして分析することで短期的な値動きを予測します。

一方、ファンダメンタルズ分析は、企業そのものの健全性や成長性を長期的に評価することで、株価の将来的な動きを予測しようとします。

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ファンダメンタルズ分析で使う指標の具体例

ファンダメンタルズ分析で使われる指標を具体例を交えて解説していきます。

ファンダメンタルズ分析で使う指標の具体例
  • 決算短信や有価証券報告書のデータ
  • 分析する目的別に分類される
  • ファンダメンタルズの主要指標

決算短信や有価証券報告書のデータ

ファンダメンタルズ分析においては、企業の公表情報が非常に重要です。

決算短信や有価証券報告書には、「企業の貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」など、多くの財務データが掲載されています。

これらは通常、決算短信で四半期ごと、有価証券報告書で年に一度更新されます。

これらの情報をもとに、投資家は企業の経済状態を評価することができます。

分析する目的別に分類される

ファンダメンタルズ分析ではさまざまな指標を用いて企業価値を評価しますが、その目的に応じて分類がされます。

一般には「成長性」「収益性」「安全性」「割安・割高性」の4つのカテゴリーが存在します。

成長性は企業が将来拡大する可能性があるかを、収益性はどれだけ効率よく収益を上げるか、安全性は企業が持続可能であるかどうか、割安・割高性は現在の株価が企業価値に対して妥当かどうかを判断します。

ファンダメンタルズの主要指標

ファンダメンタルズ分析において主要とされる指標は多岐にわたります。

成長性を評価する際には「EPS(一株当たり利益率)」や「BPS(一株当たり純資産)」、さらには「総資本増加率」が用いられます。

収益性に関しては「売上高営業利益率」や「ROE(自己資本利益率)」が参照されることが多いです。

安全性を測るためには「自己資本比率」や「流動比率」が重要です。

そして、株価が割安か割高かを測るには「PER(株価収益率)」や「PBR(株価純資産倍率)」が用いられます。

ファンダメンタルズ分析を使うタイミング

ファンダメンタルズ分析はどんなタイミングで使うべきか、ファンダメンタルズ分析が活きる場面について紹介します。

ファンダメンタルズ分析使うタイミング
  • 株の投資先選びに使う
  • 中長期の株式投資で特に有効

株の投資先選びに使う

ファンダメンタルズ分析は、何を買うか、すなわち投資先を決定する際の有用なツールです。

企業の実態や成長性、収益性などを詳細に調査することで、将来の見込みが良い企業に投資する基盤を作ることができます。

この分析によって、「この企業は収益が伸びる見込みがあるのか」「もし事業に失敗しても資産を一部回収できる可能性はあるのか」など、企業の様々な側面を把握することができます。

特に株式投資初心者は、単に株価の上下に一喜一憂するのではなく、ファンダメンタルズ分析を通じて投資先企業の「質」を理解するべきです。

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中長期の株式投資で特に有効

特に中長期の投資戦略において、ファンダメンタルズ分析が有効です。

企業が今後どれだけ成長する可能性があるのか、または事業の安全性はどうかといった点を把握することは、中長期での投資成果に大いに影響します。

このような情報は、四半期ごとや年1回公表される企業の財務データから得られるため、情報が少ない短期間での投資にはあまり適していません。

短期投資には、日々変動する株価に対応できるテクニカル分析がより有用であるとされています。

短いスパンでの利益追求とは異なり、中長期投資では企業の基盤となる「質」が重要視されます。

この「質」をしっかりと分析し、理解するためにはファンダメンタルズ分析が不可欠です。

株式投資において、短期間での取引を目的とするならばテクニカル分析、長期間での成長と利益を目的とするならばファンダメンタルズ分析が適しています。

それぞれの投資スタイルに合わせて、適切な分析方法を選びましょう。

ファンダメンタルズ分析のメリット

株式投資で成功するためには、正確な情報と分析が必要です。

その中で、ファンダメンタルズ分析は多くの投資家が利用する重要な手法の一つです。

ここでは、そのメリットについて詳しく説明します。

ファンダメンタルズ分析のメリット
  • 中長期投資で特に役立つ
  • 決算発表前後の株価変動に対しリスク管理できる
  • 株価が割安なのか割高なのか判断できる

中長期投資で特に役立つ

ファンダメンタルズ分析は、特に中長期投資において非常に効果的な手段とされています。

この分析によって、企業の基本的な健全性や成長性、収益力などを詳しく調べることができます。

短期的な価格変動よりも、長期的に安定して利益を出している企業が見つかれば、その企業の株は有望な投資先といえるでしょう。

中長期投資の場合企業の基本的な価値に基づいた投資が重要ですので、このような分析は必須となります。

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決算発表前後の株価変動に対しリスク管理できる

決算発表の時期には株価が大きく動くことが一般的です。

しかし、ファンダメンタルズ分析を行っている場合そのような短期的な価格変動に巻き込まれるリスクを減らすことができます。

例えば分析によって企業の業績が安定していると判断できれば、決算発表で一時的に価格が下がったとしても、長期的には回復する可能性が高いと判断できます。

これによって不必要な売買を避け、リスクを管理することができます。

株価が割安なのか割高なのか判断できる

株を購入する際、その価格が高いのか低いのかを知ることは非常に重要です。

ファンダメンタルズ分析を用いることで、企業の実質的な価値とその株価を比較することができます。

例えば、株価収益率や株価純資産倍率などの指標を使用して、企業が割安に取引されているか、逆に割高であるかを評価することができます。

割安であれば将来的に株価が上昇する可能性が高く、投資のチャンスといえるでしょう。

これらのメリットを理解し、活用することで、より賢い投資判断が可能となります。

特に長期的な視点で投資を行う場合には、ファンダメンタルズ分析は欠かせない手法と言えるでしょう。

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ファンダメンタルズ分析のデメリット

ファンダメンタルズ分析の主なデメリットは下記の通りです。

ファンダメンタルズ分析のデメリット
  • 短期投資には不向き
  • 分析は初心者には難しい
  • 一般の投資家プロの投資家と比べて不利

短期投資には不向き

ファンダメンタルズ分析は、その特性上、短期的な投資には効果が出にくいとされています。

企業の基本的な価値を評価するこの手法は、その評価が株価に即座に反映されるわけではありません。

特に経済環境が厳しい時期には短期的な株価の変動が大きく、ファンダメンタルズ分析の結果に反する動きもしばしば見られます。

これは短期投資におけるリスクとなり、短期投資には不向きであると言えます。

分析は初心者には難しい

ファンダメンタルズ分析には多くの指標を考慮する必要があり、それぞれの指標についても詳細なデータ分析が求められます。

これらのデータは、企業が公開する財務報告書やその他の公表資料から得られますが、その収集と分析には相応の手間と時間がかかります。

初心者にはやや難易度が高い点と、この手間を考慮した上で投資判断をする必要があることがデメリットとされています。

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一般の投資家プロの投資家と比べて不利

機関投資家や専門の投資家は、専用のシステムやリソースを用いてリアルタイムで多量の情報を分析できます。

これに対して一般の投資家は、情報収集の面でこれらのプロに比べて明らかに不利です。

また、プロの投資家は独自のネットワークを活用して未公開情報を含めたより深い分析が可能です。

このような点から、一般の投資家がプロと同じ土俵で競り合うのは難しく、これも一つの大きなデメリットと言えるでしょう。

これらのデメリットを理解し、ファンダメンタルズ分析の限界とともに他の分析手法も活用してバランスよく投資判断を行うことが重要です。

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ファンダメンタルズ分析がおすすめな人の特徴

ファンダメンタルズ分析を使うべき人、おすすめな人の特徴をまとめています。

自身の投資スタイルと照らし合わせながら参考にしてみてください。

もし条件が合致するようであれば、この分析手法を採用することでより堅実な投資判断が可能になります。

ファンダメンタルズ分析がおすすめな人
  • 中長期投資メインの人
  • 経済情勢に興味がある人
  • データに基づいた投資をしたい人

中長期投資メインの人

ファンダメンタルズ分析は、特に中長期の投資戦略において有効な手法とされています。

企業の基本的な健全性や将来性を評価するこの分析方法は、短期的な市場の変動に左右されにくい資産を選定するのに適しています。

企業が持続的に収益を上げられるか、安全に運営されているかといった点を重視する投資家には特におすすめです。

経済情勢に興味がある人

ファンダメンタルズ分析は、企業だけでなく経済全体の状況にも目を配る必要があります。

したがって、経済状況に興味を持ち、その動きに敏感な人にはこの分析手法が向いています。

成長性や安定性などの指標を理解しやすく、それらを用いて企業を評価できる人には、ファンダメンタルズ分析は特に効果的です。

データに基づいた投資をしたい人

投資において感情や流行に左右されず、客観的なデータに基づいて判断を下したいと考える人には、ファンダメンタルズ分析が適しています。

多くの機関投資家や専門の投資家はこの手法を用いており、その信頼性と有用性は広く認められています。

具体的な数値や事実に基づいて企業を評価できるので、より堅実な投資戦略を採りたい人にはこの方法がおすすめです。

ファンダメンタルズ分析の指標の見方

ここからは、ファンダメンタルズ分析の指標の見方について解説します。

ファンダメンタルズ分析は、企業の根本的な健全性や成長性、収益性を評価する手法です。

これにより、投資先としての企業価値を総合的に判断することが可能になります。

これらの指標は一概に高い、または低いというだけで判断するものではありません。

全体的な経済状況や業界トレンド、企業の将来性なども総合的に評価する必要があり、それぞれの指標がどの程度重要かは、投資する企業や業界、または投資者自身の戦略によっても異なります。

ファンダメンタルズ分析の指標の見方
  • 成長性を測る指標
  • 収益性を測る指標
  • 安全性を測る指標
  • 株価の割安・割高を測る指標

成長性を測る指標

成長性は、企業が将来にわたってどれだけ拡大していく可能性があるかを示すものです。

主な指標としては、EPS(一株当たり利益)、BPS(一株当たり純資産)、総資本増加率、財務キャッシュフロー/投資キャッシュフローなどがあります。

EPS(一株当たり利益率) 企業が1株当たりでどれだけの利益を生み出しているかを表す。過去数年のEPSが上昇している場合、企業の成長性が高いと見なされる。
BPS(一株当たり純資産) 企業の純資産を1株あたりに換算したもの。これが増加している場合、企業は成長していると評価される。
総資本増加率 前期と比較して、企業の総資本(負債と資本)がどれだけ増加しているかを示す。増加している場合は、企業の成長性があると判断される。
財務キャッシュフロー/
投資キャッシュフロー
企業の資金の流れを表す。財務キャッシュフローがプラスで、投資キャッシュフローがマイナスの場合、企業は積極的に投資していると見られ、成長性があると評価される。

収益性を測る指標

収益性は企業がどれだけ利益を上げる能力があるかを評価します。

主な指標としては、売上高営業利益率、売上高経常利益率、ROE(自己資本利益率)、ROA(純資産利益率)があります。

売上高営業利益率 売上高に対する営業利益の割合を表す。業界平均と比較して5〜10%以上であれば、優良企業とされる。
売上高経常利益率 経常利益は本業の利益に加え、投資収益なども含まれる。この率が高いほど企業は収益性が高いとされ、20%以上であれば優良と評価される。
ROE(自己資本利益率) 自己資本に対する純利益の割合。10%以上であれば優良企業とされる。
ROA(純資産利益率) 総資産に対する純利益の割合。5%以上であれば優良企業と評価される。

以上の指標は一例であり、業界によって基準が異なることがありますので、同業他社との比較も重要です。

また、これらの指標は相互に関連しているため、単一の指標だけで判断しないようにしましょう。

安全性を測る指標

企業の健全性と安全性を判断する際にも、いくつかの財務指標の活用が有効です。

「自己資本比率」「流動比率」「財務キャッシュフロー/営業キャッシュフロー」に分類されます。

自己資本比率 企業の自己資本を純資産で割ったもので、一般的に20%~50%が適正範囲とされている。ただし業界によっては基準が異なることもあるので、競合他社との比較が必要。
流動比率 短期間で支払う必要がある負債と比較して、どれだけ流動資産があるかを示す。120%以上の場合は、一般的には財政が健全であると言える。
財務キャッシュフロー/
営業キャッシュフロー
財務キャッシュフローは借入金や返済、営業キャッシュフローは商品の仕入れや販売から得られる現金の流れをそれぞれ示す。この二つの指標がマイナスを示す場合、資金繰りに問題がある可能性が高くなる。

株価の割安・割高を測る指標

株価が割安か割高かを評価する指標は下記の通りです。

PER(株価収益率) 株価と1株当たりの純利益との比率。PERが高い場合、株価が割高と判断できる。
PBR(株価純資産倍率) 株価と1株当たりの純資産(帳簿価格)との比率を示す。PBRが1であれば、株は適正価格。1より高いと割高、1より低いと割安と判断できる。
配当利回り 株価に対する1株当たりの配当金の割合。高い配当利回りは株価が割安である可能性を意味する。

その一つが「PER(株価収益率)」で、これは株価と1株当たりの純利益との比率です。PERが高い場合、株価が割高であるとされます。

次に、「PBR(株価純資産倍率)」があります。

これは株価と1株当たりの純資産(帳簿価格)との比率を示します。PBRが1であれば、株は適正価格とされ、1より高いと割高、1より低いと割安とされます。

最後に、配当利回りも考慮に入れるべきです。

これは、株価に対する1株当たりの配当金の割合を表します。

高い配当利回りは一般的に株価が割安である可能性を示します。

ファンダメンタルズ分析のやり方

ファンダメンタルズ分析のやり方、特に情報収集の方法としては、下記の2点が挙げられます。

ファンダメンタルズ分析のやり方
  • 決算書などの公表資料を使う
  • 証券会社のサイト・投資情報サイトを使う
  • 投資アプリを使う

決算書などの公表資料を使う

公式な決算情報を直接確認したい場合、日本証券取引所の「TDnet」や金融庁の「EDINET」が便利です。

これらのプラットフォームでは、各企業の最新の決算短信や有価証券報告書がまとめられています。

多くの場合、企業自体のウェブサイトでもこれらの資料が公開されています。

ただし注意点として、これらの公式ソースは通常、最新および前期のデータしか提供していない場合が多いです。

もし、より長い時期にわたるデータを比較したいという場合は、他の手段を考慮する必要があります。

特に業績のトレンドを把握したい場合や、時系列分析を行いたい場合は他の手段を検討しましょう。

証券会社のサイト・投資情報サイトを使う

証券会社や投資情報ウェブサイトは、多機能なツールや過去のデータを豊富に提供しています。

例として、Yahoo!ファイナンス、日本経済新聞「株式」セクション、四季報オンラインなどが特に人気です。

これらのサイトの利点は、時系列でのデータ比較や、他の企業との比較が簡単に行える点です。

また、日本証券取引所「TDnet」や金融庁「EDINET」で公表された後、数時間以内にデータが更新される場合が多いです。

特定のサイトでは、業界別や指標別のランキングを提供していることもあり、投資先企業が同業界内でどれだけ優れているのか、一目で理解するのに役立ちます。

各サイトには独自の機能や便利なツールがありますので、複数のサイトを試して、自分にとって使いやすいと感じるものを選ぶと良いでしょう。

投資アプリを使う

個別銘柄の株価情報や業績情報をスマホから手軽にチェックできる投資アプリもおすすめ。

海外の現地ニュースや企業情報がまとめられていたり、大口投資家の投資動向を確認できる等、ファンダメンタルズ分析に役立つ情報が集約されています。

アプリによっては分析された情報も後悔されている等、初心者にも扱いやすい仕様となっています。

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株のファンダメンタルズ分析におすすめのツール

ここでは株のファンダメンタルズ分析におすすめのツールを厳選して紹介します。

株のファンダメンタルズ分析におすすめのツール
  • moomooアプリ
  • 楽天証券サイト
  • Yahoo!ファイナンス

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Dow Jones、JPX、Minkabuなどの現地ニュースや企業情報も完全無料で利用可能です。

その他大口投資家の投資動向をチェックできたり、投資に役立つ各種ランキングを公開していたりと、コンテンツも充実。

さらに各銘柄のテクニカル分析をわかりやすいようにシンプルデザインで提示しているのも特徴で、テクニカル分析とファンダメンタル分析を併用したい初心者にもおすすめです。

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ファンダメンタルズ分析の注意点

ファンダメンタルズ分析を行う際の主な注意点は下記の通りです。

ファンダメンタルズ分析の注意点
  • ファンダメンタルズ分析だけに頼らない
  • 株価トレンドも考慮する
  • 機関投資家の動きを観察する

ファンダメンタルズ分析だけに頼らない

ファンダメンタルズ分析は企業の健全性や成長性を評価する重要な手法ですが、それだけに依存するのは危険です。

なぜなら、企業のファンダメンタルズが良いと判断されても、株価が必ずしも上昇するわけではないからです。

実際には、機関投資家や市場のセンチメント、または未知のリスク因子などが株価に影響を与える可能性があります。

情報の速度や量に個人投資家は多くの場合、プロの投資家に比べて劣るため、その他の要素も考慮することが重要です。

株価トレンドも考慮する

ファンダメンタルズ分析によって企業の基本的な健全性を評価した後は、株価トレンドも確認することが重要です。

特に株価が下降トレンドにある場合は注意が必要。

ファンダメンタルズが良くても、下降トレンドにある銘柄は株価がさらに下がる可能性が高いです。

週足や月足を用いて長期的なトレンドを判断することで、よりバランスの取れた投資判断が可能となります。

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機関投資家の動きを観察する

企業の基本的な健全性が高いと判断された場合でも、機関投資家がその銘柄を買っていない場合は警戒が必要です。

これは、その企業にファンダメンタルズ分析では見えないリスクが存在する可能性を示している場合があります。

このような状況では多角的なアプローチが求められるため、機関投資家の動きや市場のセンチメントも考慮に入れるようにしましょう。

ファンダメンタルズ分析で優良銘柄を見極めよう

株式投資におけるファンダメンタルズ分析の基礎知識やメリット・デメリット、おすすめできる人の特徴について紹介しました。

ファンダメンタルズ分析とは、企業のファンダメンタルズを用いて企業価値を測る分析方法です。

投資先を選ぶ時、特に中長期投資の銘柄選びに効果的です。

とはいえ、ファンダメンタルズ分析だけで投資判断をするのではなく、多角的に情報を収集しバランスの良い投資戦略を立てることが成功の鍵です。

ファンダメンタルズ分析だけでなく、株価のトレンドにも注意して優良銘柄を見極めましょう。

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