株主優待

ピーチに株主優待はない!親会社ANAホールディングスの優待がピーチで使えるかも解説

編集者:Money Theory編集部
ピーチに株主優待はない!親会社ANAホールディングスの優待がピーチで使えるかも解説

ピーチは格安航空会社として幅広い人気を集めていますよね。

せっかく旅行するのであれば、少しでも移動費は抑えて「旅先の食事」や「宿」にお金を使いたいと思う方も多いのではないでしょうか?

ピーチは格安航空会社なためそのまま利用しても安い価格なのですが、もしピーチに株主優待制度があるとより安く旅行できそうですよね。

そこで今回はピーチの株主優待制度について詳しく解説していきます。

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ピーチに株主優待は無い

結論からお伝えしますと、ピーチに株主優待はありません。

では、なぜピーチには株主優待がないのでしょうか。

ピーチに株主優待がない理由を企業の基本情報ととも解説していきます。

ピーチは上場していない

ピーチ
事業内容 年間3000万人が利用するピーチは「格安航空会社」として人気がある。「空飛ぶ電車」をコンセプトに航空業界の不可能を可能しながら成長を続けている。2017年に国内最大手「ANA」の連結子会社になり、2019年には「バニラエア」統合したことをきっかけに成田空港を新しい拠点空港にした。今後も「アジアのリーディングLCC」を目指して挑戦しようとしている。
市場 非上場企業
業種 交通
優待種類
権利確定月
優待回数
1株あたりの配当
配当利回り
株価
単元株数
優待の最低取得額

上記からわかるように、ピーチは上場企業ではありません。

そのため一般投資家がピーチの株を買うことは不可能です。

「格安航空会社」ということを考えると仕方ないのかもしれませんね。

ピーチの親会社ANAホールディングス(9202)には株主優待がある

残念ながら、ピーチに株主優待はありませんでした。

ただしピーチを連結小会社にしている「ANAホールディングス」には魅力的な株主優待があります。

そこで、国内大手航空会社「ANAホールディングス」の株主優待について解説していきます。

航空会社の株主優待を受けたい方は参考にしてみてください。

ANAホールディングス(9202)の企業基本情報

事業内容 国内シェア5割を誇る日本最大手の航空会社。国内線輸送旅客数は世界第9位という規模を確立して、8年連続で最高評価の5つ星も獲得。「安心と信頼」をお客様との約束として、今後の日本の航空業界をけん引していくだろう。
市場 東証プライム市場
業種 空運業
優待種類 旅行・交通
権利確定月 3月・9月
優待回数 2回
1株あたりの配当 0円
配当利回り 0%
株価 3,018円
単元株数 100株

ANAホールディングス(9202)の株主優待内容

ピーチの親会社になる「ANA」で受け取ることができる株主優待は下記の通りです。

ANAホールディングス(9202)の株主優待内容
  1. 株主優待番号の案内書
  2. ANAグループ優待券の冊子

以上の株主優待を受け取ることができます。

ただし100株以上保有していることが条件になり、保有している株数に応じて優待内容が変わります。1つ1つ解説していきます。

①株主優待番号の案内書

1つ目の株主優待は「株主優待番号の案内書」です。

「株主優待番号の案内書」と言われても意味がわからないですよね。

株主優待番号の案内書とは、株主優待番号だけで国内全路線の片道1区間に利用できる券のようなものです。片道が無料になるので、実質半額の料金で飛行機に乗れます。

そして株主優待番号の案内書は保有している株数に応じて変わります。

100株 1枚
200株 2枚
300株 3枚
400株 4枚(以降200株増ごとに1枚追加)
1000株 7枚(以降400株増ごとに1枚追加)
100000株 254枚(以降800株増ごとに1枚追加)

ANAの株主優待は年に2回あるため、株主優待番号の案内書も年に2回もらえます。
そして株主以外の方でも利用できます。

有効期限は、発行基準日が3月31日のものは、6月1日から翌年5月31日まで。

発行基準日が9月30日のものは、12月1日から翌年11月30日までの1年間となっています。

②ANAグループ優待券

2つ目の株主優待は「ANAグループ優待券の冊子」です。

こちらは100株買えば年に2回もらうことができます。

具体的な冊子の内容は以下の通りです。

  • 提携ホテルの優待利用券
  • 国内・海外パッケージツアーの優待割引券
  • 空港内売店・免税店での優待買い物券
  • ゴルフプレー優待料金券

ANAグループ優待券の冊子にはさまざまな優待券が含まれているため、よく旅行に行かれる方は嬉しい優待になっています。

ANAホールディングス(9202)の株主優待はいつ届く?

ANAの株主優待は権利確定日から約1〜2ヶ月後となっています。

3月末の優待なら5月中旬ごろ、9月末の優待なら11月中旬ごろ発送される予定です。

もしANAから株主優待券が届かない場合、単元未満株以上を購入しているかを取引履歴から確認をしてみましょう。

なお、ANAの株主優待券の有効期限は、株主優待番号の案内書と同じく1年間となっています。

ANAホールディングス(9202)の株主優待はピーチで使える?

ピーチには株主優待がありませんでしたが、親会社であるANAホールディングスには株主優待があります。

では、ANAホールディングスの株主優待は子会社のピーチで使えるの?と希望に思った方もいるでしょう。

結論から言えば、アナの優待券はピーチで利用することはできません。

その理由について解説していきます。

ANAとピーチはコードシェアを解消している

ANAホールディングスの株主優待は、コードシェア便でも利用することができます。

しかし、ANAとピーチは2022年10月にコードシェアを解消しています。

そのためピーチの便は、ANAホールディングスの株主優待の対象外となっているのです。

ANAホールディングスの株主優待対象のコードシェア便

ANAホールディングスの株主優待は、ANA国内線運航便の他に以下がが運航するANA便名のコードシェア便も対象となっています。

ANAホールディングスの株主優待対象のコードシェア便
  • エア・ドゥ(ADO)
  • IBEXエアラインズ(IBX)
  • ソラシドエア(SNA)
  • スターフライヤー(SFJ)
  • オリエンタルエアブリッジ(ORC)

ANAホールディングス(9202)の株主優待券の使い方

ANAの株主優待券の使い方は以下の方法があります。

ANAの株主優待の使い方
  • ANAのホームページから株主優待割引で予約・購入する
  • ANAのコールセンターで予約・購入する

基本的にはANAのホームページから行うことでスムーズに使うことができますがコールセンターでの使い方も解説します。

ANAのホームページから株主優待枠を予約・購入する

ANAの株主優待券をホームページから使う方法は以下の通りです。

ANAのホームページから株主優待割引で予約する
PCサイトまたはスマホアプリから株主優待券のコード番号を入力する

株主優待券のコード番号は、株主優待券のスクラッチ部分を削ると記載されています。

なお、株主優待券は搭乗後まで保管が必要になるため注意が必要です。

ANAのコールセンターで予約・購入する

基本的にはANAの株主優待券はホームページから使う方法がスムーズにできるため便利ですが、コールセンターを利用することで株主優待券を使うこともできます。

コールセンターは、繋がりにくい時間帯があったり、口頭で行ったり手間や時間がかかる場合もありますが、インターネットを使うことに慣れていないという方には便利な方法です。

ピーチには無いけど…ANAホールディングスの株主優待を受け取る方法

ANAの株を受け取る流れは以下の通りです。

ANAホールディングスの株主優待を受け取る流れ
  1. 証券口座を開設する
  2. ANAの株を買う資金を入金する
  3. ANAの株「9202」を選択して購入する

なお、ANAの株主優待を受けるには100株以上の購入が条件です。

証券口座を開設する

ANAの株を買うためには、まず証券口座の開設を行います。

基本的に口座開設は、どの証券会社でも同じ流れです。

なお、本人確認はスマホで行う方法と郵送で行う方法がありますが、スマホで本人確認を行うことで、最短で口座開設が完了します。

本人確認書類
  • 本人確認書類一覧
  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 運転経歴証明書
  • 住民基本台帳カード(顔写真付き)
  • 各種健康保険証
  • 各種年金手帳
  • 住民票の写しまたは住民票記載事項証明書
  • 印鑑登録証明書
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

ANAホールディングス(9202)の株を買う資金を入金する

次にANAの株を購入する資金を入金します。

入金方法は各証券会社によって異なった方法がありますが基本的に、即時反映される入金(インターネット、アプリ等)方法と銀行振り込みの方法があります。

即時反映される入金方法は、入金手数料が無料で入金後はすぐに資金が反映されます。

銀行振り込みや銀行振替は手数料を負担する必要があるため注意しましょう。

ANAホールディングスの株「9202」を選択して購入する

入金が完了したらANAの株を購入します。

ANAの株の購入は、証券会社のWebサイトのマイページやアプリから購入することができます。

なお、ANAの株は「9202」です。

ANAの株を選択して「購入数」「購入金額」などを入力すれば購入完了です。

ミニ株・単元未満株は株主優待を受け取れる?1株投資でも株主優待をもらえる銘柄や注意点を解説

株主優待を受ける際の注意点

株主優待を受け取る際の注意点は、権利確定日に株主でいることです。

権利確定日

企業の決算日。詳細な日時は企業によって様々。権利確定日に株主でいることで、配当金と株主優待を手に入れることができる

ただ、権利確定日に株を買っても配当金を受け取ることができません。

なぜなら、株主として株主名簿に名前が登録されるには、権利確定日の3営業日前までに株を買わなければならないためです。

この権利確定日の3営業日前の日のことを権利付き最終日といい、権利付き最終日の翌日を権利落ち日と言います。

権利付き日・権利落ち日
  • 権利付き最終日とは権利確定日の3営業日前のことで、この日に株主でいることで、権利確定日に株主名簿に名前が記載される。つまり、配当金と株主優待を受け取るためには、権利付き最終日に株主でいることが必須
  • 権利落ち日とは権利付き最終日の翌日のことで、この日に株主になっても配当金や株主優待を受け取ることはできない

つまり、権利付き最終日に買って権利落ち日に売れば、株を1日しか保有してなくても配当金がもらえるのです。

具体的な権利確定日は企業によって異なりますが、主に3月と9月にある企業が多いので、しっかりチェックしてください。

株主優待狙いの投資におすすめの証券会社

お伝えしたように、ピーチは非上場企業なので現状株式を購入することはできません。

しかし、他の飲食系企業株等を購入したり、その他気になる銘柄で投資を始めてみたいという方にはネット証券での口座開設がおすすめです。

ネット証券なら、店舗窓口を介さなくてもスマホからリアルタイムの値動きに対応できます。

また店舗を構えていない分、賃料や人件費がかからないため、その分手数料が安いというメリットもあります。

そんなネット証券の中でも、特におすすめするサービスを厳選しましたので、証券会社選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

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さらに楽天の単元未満株サービス「かぶミニ」では、対象銘柄を1株から購入可能です。

株は通常1単元(100株)からしか購入できませんが、単元未満サービスを提供している証券会社なら、対象銘柄を1株から購入することができるのです。

ピーチは上場していないため株を買えませんが、例えば株主優待のある日本航空やANAホールディングスは「かぶミニ」対象なので、1株から投資できます。

楽天証券の国内株式取引手数料(税込)
ゼロコース 現物取引・信用取引共に
約定代金にかかわらず0円
超割コース
現物取引手数料
(約定代金/取引手数料)
5万円まで 55円
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150万円まで 640円
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超割コース
信用取引手数料
(約定代金/取引手数料)
10万円まで 99円
20万円まで 148円
50万円まで 198円
50万円超 385円
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約定代金にかかわらず 0円
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(1日の約定代金合計/取引手数料)
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SBI証券では、約定金額ごとのプランを「スタンダードプラン」、1日定額プランを「アクティブプラン」と呼んでいます。

「現物取引 アクティブプラン」を使えば、100万円までの取引が手数料無料です。

またSBI証券にも、単元未満株サービス「S株」があります。

通常株は100株(1単元)単位でしか買えませんが、単元未満株サービス対象銘柄であれば1株から購入が可能です。

楽天と同じく、株主優待のある日本航空やANAホールディングスは単元未満株サービス対象です。

またSBI証券ではTポイント、Pontaポイントを使って「S株」を購入できるのも特徴です。(投資信託の購入ならVポイントも利用可)

またSBI証券のスタンダードプランを利用する場合は、手数料の月間合計の1.1%がTポイントとして還元されます(楽天証券は基本的に1%)。

SBI証券の国内株式取引手数料(税込)
現物取引
スタンダードプラン
(約定代金/取引手数料)
5万円まで 55円
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50万円まで 275円
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150万円まで 640円
3,000万円まで 1,013円
3,000万円超 1,070円
信用取引
スタンダードプラン
(約定代金/取引手数料)
10万円まで 99円
20万円まで 148円
50万円まで 198円
50万円超 385円
大口優遇 0円
現物取引
アクティブプラン
(約定代金/取引手数料)
100万円まで 0円
200万円まで 1,238円
300万円まで 1,691円
以降100万円増加ごとに +295円
信用取引・「はじめて信用™」 アクティブプラン
(1日の約定代金合計/取引手数料)
100万円まで 0円
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100万円まで1,100円
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その後100万円増えるごとに1,100円加算
1億円超 110,000円)※上限
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