ネット証券

【2024年最新】シェア率が高いおすすめのネット証券!口座開設数・営業利益・新規口座開設者数のシェア率を徹底比較

編集者:Money Theory編集部
【2024年最新】シェア率が高いおすすめのネット証券!口座開設数・営業利益・新規口座開設者数のシェア率を徹底比較

資産運用を始めるとき、ネット証券での口座開設を行うわけですが、数あるネット証券の中から、自分が考えている投資スタイルに合致するものを選ぶのは非常に難しいです。

そもそも、ネット証券ごとに取り扱っている投資商品や金融商品、取引手数料、サービス内容、提供しているツールの種類など、様々な面で違いがあります。

加えて、それらの違いを含めてシェア率も異なります。

そこで今回は、シェア率が最も高いおすすめのネット証券を紹介していくのと同時に、口座開設数・営業利益・新規口座開設者数のシェア率の比較を紹介します。

2024年最新】ネット証券おすすめランキング!初心者におすすめの証券会社を徹底比較

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シェア率が高いおすすめのネット証券

ここでは、口座開設数・営業利益・新規口座開設者数のシェア率の比較と合わせて、おすすめのネット証券を5社紹介します。

会社名 楽天証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券 auカブコム証券 moomoo証券
楽天銀行 SBI証券 松井証券 マネックス証券 auカブコム証券 moommo バナー②
口座開設数 約800万口座 約840万口座 約142万口座 約220万口座 約148万口座 -(香港では300万以上)
営業利益 約896億円 約1,604億円 約301億円 約780億円 約195億円 約4.34億
新規口座開設数 約200万人 約92万人 約9万人 約25万人 約15万人

※営業利益は、2021年12月期・3月期の決算説明資料を基に比較

楽天証券

楽天銀行

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 4.5
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 0円 0円 0円
0コース(信用取引込) 0円 0円 0円

キャンペーン
米国株取引手数料(実質)無料プログラム
ご家族・お友達紹介プログラム 等
積立NISA 195銘柄
投資信託 2,613本
外国株 米国株式(4,810銘柄)/中国株式/ASEAN株
ポイント投資 楽天ポイント
取引ツール(PC)
  • マーケットスピード2
  • マーケットスピード
  • マーケットスピード for Mac
  • マーケットスピード II RSS
  • マーケットスピードFX
  • 楽天MT4
スマホアプリ
  • iSPEED
  • iSPEED for iPad
  • iSPEED FX
  • iSPEED 先物OP

楽天証券は、楽天トラベルや楽天市場など、数多の楽天サービスを提供している楽天グループに所属するネット証券です。

国内株式から米国をはじめ、中国やシンガポールなど、計6ヵ国にも及ぶ外国株の取り扱いなど、様々な金融商品と投資商品を取り扱っています。

口座開設者数が後述するSBI証券に迫る勢いを見せており、提供しているサービスこそSBI証券と差異がない優等生的立ち位置にあるネット証券です。

楽天証券<のおすすめポイント

楽天証券のおすすめするポイントをまとめると、以下の点が挙げられます。

楽天証券のおすすめポイント
  • 楽天ポイントで投資ができる
  • 貯まったポイントで投資ができる
  • 取扱い品数が豊富

楽天証券のおすすめポイントは、金融商品を購入する度に楽天ポイントが貯まっていく点です。

ポイントは、取引額に応じて還元されていき、貯まったポイントは、楽天サービスや買い物をした時の支払いで使えるだけじゃなく、投資に使うこともできます。

日ごろから楽天サービスを高頻度で利用している方であれば、既存のポイントで投資をすることもできますし、今まで以上にポイント獲得がしやすくなります。

楽天証券の評判・口コミはどう?楽天ポイントで投資できる仕組みや口座開設手順を解説

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SBI証券

SBI証券

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 4.5
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 0円 0円 0円

キャンペーン
国内信用取引口座開設&デビュー応援キャンペーン
CFD米国指数取引手数料還元キャンペーン
積立NISA 208銘柄
投資信託 2,683本
外国株
  • 米国株式(約5,600銘柄)
  • 中国株式
  • ロシア株式株
  • 韓国株式
  • ASEAN株
ポイント投資
  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント
  • Vポイント
取引ツール(PC)
  • HYPER SBI 2(国内株式版)
  • HYPER SBI
  • SBI CFDトレーダー
スマホアプリ
  • SBI証券 株アプリ
  • SBI証券 米国株アプリ
  • かんたん積立 アプリ
  • HYPER FXアプリ
  • HYPER 先物/オプションアプリ
  • HYPER CFDアプリ

SBI証券は、ネット証券界隈においてトップクラスのシェア率を誇るネット証券です。

取り扱っている投資商品は、投資家が求めるモノの大半を網羅しており、口座を介して購入できる銘柄数も豊富です。

また投資家から人気が高いIPO投資の取り扱い実績も業界トップを張れるほどのモノで、購入目的で口座開設を行う方もいます。

SBI証券のおすすめポイント

SBI証券のおすすめするポイントをまとめると、以下の点が挙げられます。

証券のおすすめポイント
  • IPO投資がNISA口座で始められる
  • 投資商品の多くを網羅している
  • 取扱い外国株銘柄数が豊富

SBI証券のおすすめポイントは、金融商品の取扱数がどこよりも豊富という点です。

例えば、外国株式では、米国株式や中国株式の他に、韓国,ロシア,ベトナム,インドネシアなど、今後の経済成長に期待ができる計9カ国にある企業が発行している株式の購入ができます。

無論、国内株式の取扱数も豊富なので、自分の投資スタイルに合致した銘柄に出会う可能性が高いです。

SBI証券の評判・口コミはやばい?口座数NO.1の理由やメリット・デメリットを徹底解説

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松井証券

松井証券

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 4.0
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 0円 0円 1,100円
約定金額ごと(25歳以下) 無料 無料 無料
1日定額制

キャンペーン
新規デビュープログラム
NISA応援キャンペーン
積立NISA 199銘柄
投資信託 1,715本
外国株 米国株式(2,832銘柄)米国ETF(355銘柄)
ポイント投資 松井証券ポイント
取引ツール(PC)
  • マーケットラボ
  • ネットストック・ハイスピード
  • 松井FP~将来シミュレーター~
  • 株価教えて! by 松井証券
  • FXトレーダー・プラス
  • 株価ボード
  • チャートフォリオ
  • フル板情報(BRiSK for 松井証券)
  • QUICK情報
  • QUICKリサーチネット
  • ネットストックトレーダー
  • ネットストックトレーダー・プレミアム
スマホアプリ
  • 日本株アプリ
  • 米国株アプリ
  • 投信アプリ
  • FXアプリ
  • 先物OPアプリ
  • MATSUI Bankアプリ
  • 松井FP~将来シミュレーター~
  • 株touch
  • 松井証券 株アプリ
  • LINE@公式アカウント(松井証券 FX)
  • フル板情報(BRiSK for 松井証券)

松井証券は、ネット証券界隈では、創業年数100年以上の老舗企業になります。

シェア率は、前述した2社に比べてやや劣るものの、長年の経営で積み上げてきた実績を活かした万全なサポート体制を売りにした独自のサービスを展開して、投資経験が浅い初心者を支えています。

また2022年2月から外国株式の取り扱いも開始しました。

今後、外国株式の取り扱い銘柄数が増えれば、更なるシェア率向上が見込めます。

松井証券のおすすめポイント

松井証券のおすすめするポイントをまとめると、以下の点が挙げられます。

松井証券のおすすめポイント
  • 取引アプリの使い勝手がいい
  • 取引手数料が安価
  • 外国株式の取り扱い開始

松井証券のおすすめポイントは、実績を活かしたサポート体制ですが、取引毎に発生する手数料が他社よりも安いことも1つの魅力です。

松井証券で株式投資を行った際に発生する手数料には、ボックスレートというものを採用しており、1日の約定合計額が50万円以下であるなら、基本無料で取引が行えます。

さらに25歳以下なら、約定手数料が50万円以上あっても、基本無料で取引が行えます。

今、若いうちから資産運用を始めようか悩んでいる方がいます。

資産額に関係なく、低コストで資産運用を始めていきたい方に松井証券はおすすめです。

松井証券の口コミ・評判まとめ!他社と比較したメリット・デメリット

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マネックス証券

マネックス証券

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 3.5
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 550円 550円 550円

キャンペーン
米国株定期買付デビューキャンペーン
新規口座開設キャンペーン
積立NISA 167本
投資信託 1,520本
外国株 米国株式(5,000本以上) 中国株式
ポイント投資 マネックスポイント
取引ツール(PC)
  • マネックストレーダー
  • 銘柄スカウター
  • マルチボード500
  • BRiSK for マネックス証券
  • チャートフォリオ
  • マーケットボード
  • マーケットライダー
  • マーケットライダープレミアム
  • SNS型投資アプリ「ferci」ブラウザ版
  • フル板情報ツール
  • トレードステーション米国株 ブラウザ版
スマホアプリ
  • 銘柄スカウター
  • マーケットボード
  • マネックス証券アプリ
  • マネックストレーダー株式スマートフォン
  • SNS型投資アプリ「ferci」
  • トレードステーション米国株 スマートフォン など

マネックス証券は、SBI証券と楽天証券に引けを取らないシェア率を誇るネット証券です。

マネックス証券では、米国株と中国株の取り扱いに注力しており、取り扱い銘柄数だけで見れば、業界トップのSBI証券や楽天証券に勝る数の銘柄を取り扱っています。

また円から米ドルに交換する時に発生する外為手数料を基本無料にしているなど、低コストで外国株式投資を始めるなら、マネックス証券がおすすめです。

マネックス証券のおすすめポイント

マネックス証券のおすすめするポイントをまとめると、以下の点が挙げられます。

マネックス証券のおすすめポイント
  • NISA口座で米国株の買い付けが可能
  • 充実した情報ツールの提供
  • 貯まったポイントで投資が行える

マネックス証券のおすすめポイントは、取り扱っている米国株式銘柄が豊富なことです。

マネックス証券は、海外証券会社の買収したことによって、現在取り扱っている米国株数は、約4,500銘柄以上の商品から目的に合ったものが購入できます。

この数は、シェア率トップのSBI証券と楽天証券を抜いて、業界トップの取り扱い数羽誇ります。

またNISA口座を利用して、米国株式を購入することも可能です。

マネックス証券の評判・口コミはどう?米国株投資におすすめの理由や口座開設手順も解説

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auカブコム証券

auカブコム証券

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 4.0
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 0円 0円 0円

キャンペーン
米国株デビュー応援!初回約定で現金200円プレゼントキャンペーン
ご家族・ご友人紹介プログラム追加特典キャンペーン
積立NISA 202銘柄
投資信託 1,634本
外国株 米国株式(1,800銘柄以上)
ポイント投資 Pontaポイント(投資信託・プチ株買付に利用可能)
取引ツール(PC)
  • kabuステーション
  • auカブコムFXPCアプリ
  • カブボード
  • カブボードフラッシュ
  •  
  • EVERチャート
  • 先物・オプションボード
  • 先物・オプションボードフラッシュ
  • カブナビ
  • kabuスコープ
  • kabuカルテ
  • 残高照会フラッシュ
  • 保証金シミュレーター
  • 証拠金シミュレーター
  • 先OPナビ
  • 債券シミュレーター
  • 365CFDシンプルチャート
スマホアプリ
  • auカブコム証券アプリ
  • auカブコム証券 株・先物OPアプリ
  • auカブコム証券 FXアプリ
  • カブボード
  • カブボードフラッシュ
  • EVERチャート
  • 先物・オプションボード
  • 先物・オプションボードフラッシュ

auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループとKDDIが提携して運営をしているネット証券です。

大手金融機関が運営しているという信頼と安心から、大手ネット証券に引けを取らないシェア率を出しています。

さらに、2022年1月には、米国株式の取り扱いも始め、12月現在、約1,800以上もの銘柄を取り扱っています。

今後取り扱い銘柄数が増えれば、更なるシェア率の向上が見込めます。

また、auカブコム証券では、独自の割引サービスを展開しており、サービスの中には、au会員だけが利用できるものもあります。

お得なサービスを利用しながら資産運用を行っていきたい方に、auカブコム証券はおすすめです。

auカブコム証券のおすすめポイント

auカブコム証券のおすすめするポイントをまとめると、以下の点が挙げられます。

auカブコム証券のおすすめポイント
  • 2022年1月から外国株式の取り扱いを開始
  • 大手に並ぶ業界最安値の取引手数料
  • 独自割引サービスの提供

auカブコム証券のおすすめポイントは、会社独自の割引サービスを実施していることです。

例えば、NISA口座を開設している方が、株式を購入した時に発生する買付手数料には、最大5%のNISA割が適用されます。

ほかにも、auが発行する株式を保有している方にはau割が適用されたり、所定の年齢に達している投資家にはシニア割が適用されるなど、お得な形で資産運用が行える取り組みを用意しています。

また、取引毎にPontaポイントが貯まっていき、貯まったポイントを利用して金融商品を購入することができます。

auカブコム証券の評判・口コミはどう?メリット・デメリットや取引手数料・取引ツールを解説

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moomoo証券

moommo バナー②

moomoo証券は全世界で2,100万人以上のユーザーを抱える証券会社で、NASDAQ上場のFutu Holdings Limitedのグループ会社です。

リアルな投資体験をしてみたい初心者から、より実践を想定したシミュレーションができるツールを求める上級者にもおすすめできます。

さらにmoomoo証券では、“投資の神様”と言われているウォーレン・バフェット氏をはじめとする、多くの機関投資家のポートフォリオを一目でチェックできるのが特徴の一つ。

有名な機関投資家の売買動向(保有銘柄、運用状況、保有比率の変化等)を簡単に追えるため、自身の投資にも活かしやすいです。

moomoo証券のおすすめポイント

moomoo証券では、日本株は手数料0円、米国株も新NISAなら手数料0円で取引できます。

moomoo証券の投資アプリ「moomoo」では、圧倒的なリアルタイムデータや、流動性分析・ファンダメンタル分析・自動テクニカル分析といった便利な分析機能を各種搭載。

実際の市場と同じリアルタイム株価を使った日本株・米国株のデモトレードができるので、新しい分析・取引手法を試してみたいときにも役立ちます。

これらの機能を搭載した高性能アプリを、ダウンロードするだけで無料で利用できるのは大きなメリットです。

また海外のニュースが自動翻訳で読めるといった情報の速さも強みです。

moomoo証券の口コミ・評判はどう?メリット・デメリットや手数料も解説

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ネット証券のシェア率

前節で、シェア率が高いおすすめのネット証券会社を6社紹介してきました。

ここからは、前節で触れた口座開設数・営業利益・新規口座開設者数のシェア率を1つずつ解説していきます。

口座開設数

以下は、2022年12月現在、前節で取り上げた5社の口座開設者数とそのシェア率をまとめた物になります。

会社名 口座開設数 シェア率
SBI証券 約840万口座 39.1%
楽天証券 約800万口座 37.2%
マネックス証券 約220万口座 10.2%
auカブコム証券 約148万口座 6.9%
松井証券 約142万口座 6.6%

口座開設者数トップは、SBI証券が首位に立ち、次点で楽天証券、マネックス証券になります。

5社のうち、SBI証券と楽天証券の2社が4割近い割合で割合を占めており、2022年の6月に楽天証券が口座開設者数800万人のボーダーに乗り上げたので、時期、楽天が口座開設者数トップの座に付く可能性があります。

また、松井証券やauカブコム証券は、2022年の初頭から外国株式の取り扱いを開始したことが起因し、口座会社者数を連年以上に増やしています。

まだ始まったばかりとはいえ、今後、取り扱い銘柄数の増加や、より良いサービスへの改善が実行されれば、さらにシェア率を高められるでしょう。

営業利益

以下は、昨年度の通期決算データを基にしたシェア率になります。

なお、シェア率は、5社全体の営業収益を100%にして算出しています。

会社名 営業利益 シェア率 決算期
SBI証券 約1,604億円 42.5% 2021年3月期
楽天証券 約896億円 23.7% 2021年12月期
マネックス証券 約780億円 20.7% 2021年3月期
松井証券 約301億円 8.0% 2021年3月期
auカブコム証券 約195億円 5.2% 2021年12月期

営業収益のシェア率でも、首位にはSBI証券が来て、次点には楽天証券、マネックス証券が来る結果になっています。

業界トップのSBI証券の営業収益が千億単位にあるのは、取り扱っている投資商品を介して購入できる金融商品の数にあります。

中でも、外国株式の取扱数は業界トップクラスの豊富さを有しつつ、投資に関する情報提供から、各種セミナーの実施件数の多さが起因しています。

新規口座開設者数

以下は、昨年度、2021年1月~2021年12月までの1年間で増えた新規口座開設者数のシェア率をまとめた物になります。

会社名 新規口座開設者数 シェア率
楽天証券 約200万人 58.7%
SBI証券 約92万人 27%
マネックス証券 約25万人 7.3%
auカブコム証券 約15万人 4.4%
松井証券 約9万人 2.6%

新規口座開設者数では、楽天証券が全体の50%近いシェア率を誇り、次点でSBI証券、マネックス証券という並びになっています。

新規口座開設者数で楽天が圧倒的シェア数を有している要因があるとすれば、楽天グループに所属していることです。

冒頭でも触れましたが、楽天証券で金融商品の買い付けを行えば、投資額に応じて楽天ポイントが付与されます。

貯まったポイントは、楽天が提供している各種サービスに使えます。

このサービスが、投資初心者にとって利用しやすいものという理由から、半数近いシェア率を出したのだと考えられます。

ネット証券界隈のシェア率から伺える傾向

前節で、口座開設数・営業利益・新規口座開設者数のシェア率を解説してきました。

取り上げたデータを見る限り、ネット証券のシェア率は、年々上昇傾向にあり、その要因として考えられるのが、手数料の格下げや、アプリによる取引ツールの開発・導入などの画期的サービスの提供がシェア率の上昇を促していると考えられます。

また近年は、若年層の投資家が、投資の世界に入門しています。

この傾向を作り出しているのが、少額投資やポイント投資など、従来の投資方法に代わる新しい投資方法の提供が、この状況を作り出したものだと考えられます。

賃金の上昇がここ数十年、横ばいの日本で無理なく資産運用を行っていくなら、無理のない反中で投資を行う必要があり、投資を行うときは、元本割れリスクなど、損失リスクについて理解しておかねばなりません。

投資に回せるだけの資産が少ない状況で、ハイリスクな投資をしても、大損する確率の方が高いです。

そのリスクを軽減する上でも、少額投資やポイント投資といった新しい投資手法は、資産が少ない方にとっては、ローリスクで資産の積立ができる画期的方法です。

無論、得られる利益は少ないというデメリットが付いてきますが、ローリスクで投資経験とリターンが得られます。

このように新しいサービスの使い勝手から得られるメリットが起因して、若年層の投資参入を助長し、シェア率上昇を促したのだといえます。

自分に合ったネット証券を選ぶコツ

最後に、自分に合ったネット証券を選ぶ時のポイントを3つ紹介します。

自分に合ったネット証券を選ぶコツ
  • 取引手数料
  • 金融商品・投資商品の数
  • 独自サービス・サポートの充実性

取引手数料

金融商品を購入すれば、必ず取引手数料が発生します。

取引手数料が高額になるものほど、利益を得た時に残る手取り額が少なくなります。

また一日に何度も取引を行う方なら、なおのこと、取引手数料が安く抑えられるところを選ぶのが適切です。

金融商品・投資商品の数

ネット証券によって、取り扱っている投資商品と金融商品の銘柄数が異なります。

投資商品とは、株式投資や投資信託などの投資方法のことを指し、金融商品とは、投資方法を介して購入できる銘柄です。

今は1つの投資商品に絞っている方も、今後別の投資商品に手を出す可能性があります。

将来性を加味して、投資商品が豊富なところで口座開設を行うのがおすすめです。

また、別途ネット証券で口座開設を行って、資産運用を行うという方法もありますが、資産管理に手間がかかるうえ、情報の混乱を招く恐れがありますので、慣れないうちは1つに絞って資産運用を行うのが最適です。

独自サービス・サポートの充実性

ネット証券によって、提供しているサービス内容やサポート体制は異なります。

例えば、松井証券であれば、電話・メールによる相談対応から、リモート操作でのサポートに加えて、店頭窓口で専門スタッフと相談しながら銘柄購入ができるサービスを提供しています。

またauカブコム証券では、特定の条件を満たした方のみが利用できる独自の割引サービスを提供しています。

このように、ネット証券が提供しているサービスを利用すれば、資産運用を有利に進めていけます。

シェア率を見つつ自分の投資目的に合致したところで口座開設を行おう

ここまで、シェア率が最も高いおすすめのネット証券を紹介していくのと同時に、口座開設数・営業利益・新規口座開設者数のシェア率の比較を紹介してきました。

ネット証券のシェア率は、総合証券会社に比べて高い水準で多くの利用者を獲得しています。

さらにそれを細分化していくと、ネット証券ごとに取り組んでいるサービスやキャンペーン、取り扱っている投資商品や銘柄数など、証券ごとの特徴によってシェア率が大きく異なります。

シェア率が高いところで、口座開設を済ませて、資産運用を始めるのもいいですが、まずは、自分が行ってみたい投資商品や購入したい金融商品を取り扱っているところで口座開設をするのがおすすめです。

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