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エンジンコイン(ENJ)とは?ゲーム業界向け仮想通貨の概要・特徴・将来性を解説

編集者:Money Theory編集部
エンジンコイン(ENJ)とは?ゲーム業界向け仮想通貨の概要・特徴・将来性を解説

エンジンコイン(ENJ)は、ゲームアイテムなどに資産性を持たせて取引することを簡単にする開発者ツールです。

近年のブロックチェーンゲームやNFTブームの評判もあり、大きく注目されている仮想通貨といえます。

また、メタバース領域にも参入しています。「MANA・AXS・SAND」などのメタバース銘柄と比較され、メタバース領域に注目している投資家にとっては重要な仮想通貨です。

本記事では、エンジンコインの概要や背景、将来性などを解説します。

エンジンコイン取引のできる取引所も紹介しますので、特徴を把握して実際に取引を始めてみてくださいね。

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エンジンコイン(ENJ)の概要と背景

エンジンコイン(ENJ)

エンジンコインの概要と背景について解説します。

  • エンジンコイン(ENJ)とは?
  • エンジンコイン(ENJ)の創設背景
  • 開発チームとそのビジョン

開発された理由などから、エンジンコインの成り立ちを紐解きましょう。

エンジンコイン(ENJ)とは?

エンジンコイン(ENJ)

エンジンコイン(ENJ)の基本情報を紹介します。

ティッカーシンボル ENJ
開発元 Enjin Pte.Ltd.
発行上限 10億枚
時価総額 約477,5億
価格 約47円

※2023年5月時点

エンジンコインは、ゲーム開発の分野で大きく注目を集めています。

独自のプラットフォームで活用できるため、「ゲーム内で使用可能」で、「大手企業との連携」もされています。eスポーツが大きく普及し、世間のゲームに対する関心は高まる一方です。

エンジンコインへの注目度も高くなり、価値の上昇も期待されるでしょう。

エンジンコイン(ENJ)の創設背景

エンジンコインは、「個人・企業・ブランド」が非代替性トークンを使用しやすくすることを目的に開発されました。イーサリアムトークンに分類されます。

エンジンエコシステム内でマイニングしたNFTの価値を直接裏付ける役割を持ちます。

エンジンコインを一言で表すと、「ゲームで遊びながら得られる仮想通貨」です。

今まで仮想通貨に関心のなかった方でも、ゲームを通じて興味が深めることが見込まれます。

同じゲームで稼ぐ方法があるオンラインカジノと比較しても、ゲーム内でオリジナルアイテムを生成できる点で差別化を図っています。

開発チームとそのビジョン

Enjinは、開発者がイーサリアムブロックチェーン上で仮想商品を作成・管理ができるソフトウェアです。

ブロックチェーン技術を活用し、多くのプロパティ間でゲーム内アイテムの管理ができます。

よってEnjinは、仮想ゲーム内の商品や、収集品の転送で生じる高額な料金や詐欺撲滅につながります。

Enjinは、ソフトウェアの開発キット(SDK)をリリースしました。

ユーザーはイーサリアムでデジタルアセットを作成し、ゲームやアプリへの統合ができます。各ミントアセットは、目的のプラットフォームに合わせてカスタマイズ可能です。

スマートコントラクトに記録されるため、アイテムに仮想通貨の価値が付与されます。プラットフォームでデジタルアセットを管理する際、エンジンコインが利用されます。

Enjinで作成されたゲーム内アイテムへ、エンジンコインの価値が付くということです。

エンジンコイン(ENJ)の特徴

エンジンコインの特徴について解説します。

  • ゲーム業界への特化
  • ERC-1155規格とNFTの活用
  • Enjinプラットフォームとの連携
  • マルチチェーンとの連携

エンジンコインが業界でどのように活用されるのかをみていきましょう。

ゲーム業界への特化

「Enjin Platform」で展開されるNFTゲームは、「ゲーム内で使用するアイテムをNFTマーケットプレイスで販売できる」という特徴をもちます。

ゲームで稼ぐ仕組みを「Play to Earn」と呼び、ユーザーがゲームを楽しむモチベーションにもつながります。

ゲームアイテムの売買や異なるゲーム間で使用可能な点は、新たなゲーム体験です。エンジンコインの価値向上や利用増加にもなるでしょう。

ERC-1155規格とNFTの活用

「ERC-1155」は、エンジンコインの開発チームによる独自のトークン規格です。

ERC-1155によって、ゲームアイテムの裏付けにエンジンコインがスマートコントラクトで格納されているという仕組みを作っています。

元々は、「ERC-20」「ERC-721」の二つのトークンを合わせて作成するスマートコントラクトを設計しました。

この仕組みは、2018年からEnjinのエコシステム上で使用できます。

この仕組みをEIPとして提案し、トークン規格の標準になるようにしています。

現在は、他のプロジェクトでもERC-1155として活用可能です。

この規格は、ERC-20の特徴と、ERC-721が持つ非代替性という特徴を合わせたトークン規格です。

ERC-1155では、ERC-20もしくはERC-721を単一のトークンにまとめることができます。まとめ上げたトークンを元のトークンに戻すことも容易です。

Enjinプラットフォームとの連携

エンジンコインは、「Enjin Platform」と呼ばれる環境で発行される仮想通貨です。

Enjin Platformは、シンガポール企業のEnjinが開発・運営するプラットフォームで、NFTを発行できます。

NFTはブロックチェーン上で取り扱われるデジタルデータで、個々のデータを識別・管理できます。Enjin Platformを使用すれば、専門知識がなくてもNFTの活用が可能です。

また、Enjin Platformは、オンラインゲームのプラットフォームとして利用されています。

Enjin対応のゲーム内では、希少性の高いアイテムを売却することもできます。

マルチチェーン対応

エンジンコインのプラットフォームは、元々イーサリアムを基盤に開発されています。

しかし、現在はイーサリアムに限らず、「JumpNet」や「Efinity」など、Enjin Pte. Ltd.の開発した独自のブロックチェーン上でも稼働しています。

JumpNetは、イーサリアムと互換性を持つブロックチェーンです。

NFT発行にかかるネットワーク手数料が無料で利用できます。また、Efinityは、ポルカドットのパラチェーンの一つです。

イーサリアムに限らず、他のブロックチェーンとの相互運用性を持ちます。

エンジンコイン(ENJ)を購入できる仮想通貨取引所

つづいて、エンジンコイン(ENJ)の取引ができる仮想通貨取引所を紹介します。

  • コインチェック
  • DMM Bitcoin
  • GMOコイン

取引所の特徴を把握し、自分に合った投資スタイルを見つけましょう。

仮想通貨レンディングとは?メリット・デメリットやレンディングができるおすすめ取引所を紹介

コインチェック

Coincheck(コインチェック)
総合★★★★★ 4.5
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銘柄数 20種類
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コインチェックの特徴を紹介します。

 

取引の種類 現物取引(取引所・販売所)
取扱仮想通貨 21種類
(XRP、BTC、ETH、BCH、XEM、LSK、ETC、XLM、MONA、QTUM、BAT、IOST、ENJ、OMG、SAND、DOT、PLT、LTC、FNCT、CHZ、LINK)
入金手数料 無料
取引手数料 販売所の手数料:無料・スプレッドあり(0.1〜5.0%)
(取引所での取引はなし)
主要サービス コインチェックつみたて
コインチェックIEO
コインチェックでんき
コインチェックガス
コインチェックNFT(β版)
貸暗号資産サービス

コインチェックは、日本初のエンジンコイン取り扱いを始めた仮想通貨取引所です。

他の取引所と比較しても、銘柄数が豊富で、スマホアプリの使い勝手の良さが評判を集めます。

過去にハッキング事件が発生していますが、「マネックスグループ」の傘下となり、セキュリティレベルの底上げがされています。

初心者でも安心して利用できる取引所です。

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DMM Bitcoin

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銘柄数 26種類
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DMM Bitcoinの特徴を紹介します。

 

取引の種類 現物取引(販売所・BitMatch注文)
レバレッジ取引(販売所・BitMatch注文)
取扱仮想通貨 27種類
(BTC、ETH、XRP、NIDT、MATIC、LINK、MKR、AVAX、CHZ、TRX、ZPG、LTC、XLM、ETC、BCH、BAT、ENJ、OMG、MONA、FLR、ADA、DOT、XTZ、XEM、QUTM、XYM、IOST)
最小取引手数料 現物取引(販売所):1.0ENJ
現物取引(BitMatch注文):100ENJ
レバレッジ取引(販売所):10ENJ
レバレッジ取引(BitMatch取引):1,000ENJにつき112円
取引手数料 現物取引(販売所):無料(スプレッドあり)
現物取引(BitMatch注文):1.0ENJにつき1円
レバレッジ取引(販売所):無料(スプレッドあり)
レバレッジ取引(BitMatch取引):100ENJにつき112円
主要ツール スマートフォン版取引システム
pc版取引システム

DMM Bitcoinは、「DMMグループ」傘下のセキュリティ面で高評価を得ている仮想通貨取引所です。

スマホアプリが使いやすく、口座開設も簡単のため初心者にもおすすめです。

取引にかかる手数料が無料で、入金・出金のコストもおさえて取引ができます。

エンジンコインでの取引も、現物取引・レバレッジ取引の両方に対応しています。エンジンプラットフォーム上で利用するために、現物取引で購入もしくは売却で取引も可能です。

下落相場でも収益を狙えるレバレッジ取引で、エンジンコインの値動きを利用して利益を狙うのもおすすめです。

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GMOコイン

GMOコイン
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銘柄数 24種類
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GMOコインの特徴を紹介します。

取引の種類 現物取引(販売所・取引所)
レバレッジ取引(販売所・取引所)
取扱仮想通貨 24種類
(BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、QTUM、ENJ、DOT、ATOM、XYM、MONA、ADA、MKR、DAI、LINK、FCR、DOGE、SOL、ASTR)
最小取引手数料 現物取引(販売所):0.5ENJ
現物取引(取引所):1ENJ
取引手数料 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり
現物取引(取引所):Maker-0.03%、Taker 0.09%
主要ツール GMOコイン暗号資産ウォレット
WebTrader

GMOコインは、「GMOエンターネットグループ」傘下の仮想通貨取引所です。自動積立やステーキング、IEOといったサービスを利用できます。

オリコン顧客満足度調査では、2年連続日本一を獲得していることからも、金融サービス提供のレベルの高さを感じることができます。

各種手数料が無料で利用できる点も、ユーザーからの信頼度を集める要因といえるでしょう。

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エンジンコイン(ENJ)の市場動向

エンジンコインの市場での動向について解説します。

  • 価格推移と市場キャップ
  • 市場での競合他通貨

では、みていきましょう。

価格推移と市場キャップ

2023年初月から現在までのエンジンコインの価格推移をみてみましょう。

2023年1月初期価格 31.6円
2023年2月初期価格 59.26円
2023年3月初期価格 62.93円
2023年4月初期価格 54.06円
2023年5月初期価格 52.8円

2022年末まで、仮想通貨相場はネガティブな材料があり、相場は比較的低い傾向にありました。

理由は、金融の引き締めやFTXの破綻です。

しかし、2月頃から仮想通貨相場はポジティブな値上がりを見せています。ビットコインを含めた多くの通貨が上昇傾向になりました。

2021年や2022年にも、ビットコインの反発による他のアルトコインを牽引しての価格上昇は、何度か発生しました。

この値動きから分かるように、相場の底打ちが考えられる状況といえます。

市場での競合他通貨

エンジンコインとよく比較される競合通貨は、以下の通貨があります。

イーサリアム
  • ビットコインに次ぐ時価総額2位の仮想通貨
  • 契約した内容を自動で実行する「スマートコントラクト」を実装
  • ビットコインと連動した値動きをする傾向がある
ビットコインキャッシュ
  • ブロックのサイズを増やし、より多くのトランザクションを処理可能
  • ビットコインの後方互換性のない分岐により誕生したブロックチェーン
リップル
  • 時価総額で6位を獲得している仮想通貨
  • 既存の国際送金システムよりも低コストで迅速な送金ができる「XRPLeader」を実装
  • コンサンセスアルゴリズムを採用し、一秒間に最大1,500件を処理可能

競合通貨の相場にも気を配り、円滑な運用を心がけましょう。

エンジンコイン(ENJ)の将来性と展望

エンジンコインは、果たして将来性を期待できる仮想通貨なのでしょうか?

  • ゲーム業界の成長と需要の拡大
  • 新たなゲームパートナーシップ
  • ゲーム業界以外での活用

以上のポイントに注目し、エンジンコインの需要拡大を予測しましょう。

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ゲーム業界の成長と需要の拡大

Enjin Platformは、オンラインゲーム(ブロックチェーンゲーム)の開発ができるプラットフォームです。

2000万人以上のユーザーを抱えている市場ですが、今後の拡大にも注目が集まります。

従来のコンシューマーゲームやスマホゲームと比較すると、市場はまだ小さいです。

また、NFT市場でも、ゲーム分野はアート分野より成長しているわけではありません。

認知度を上げて、市場全体が成長するかが、エンジンコインの需要拡大に欠かせません。

新たなゲームパートナーシップ

ゲームのプラットフォームで需要を拡大させる一番の方法は、「ユーザーを獲得できる人気ゲーム」のリリースです。

Enjinでは、「Enjin Craft」というマインクラフトのEnjin版がリリースされています。大変有名なゲームですが、人気ゲームの本数は多くありません。

より多くの人気ゲームをリリースできれば、ブロックチェーンゲームやEnjinの需要の拡大にもつながるでしょう。

ゲーム業界以外での活用

Enjinが活用される場面は、ブロックチェーン技術の分野だけではありません。現在注目されているのは、「不動産」です。

Enjinは、2021年2月にデジタル投資プラットフォームとして名高い、香港の「LABS」グループと提携しています。

この提携は、不動産の所有権をNFTによって小口化する仕組みの開発を目的にしたものです。

NFTの活用による所有権の小口化は、個人投資家の不動産投資への参入を促進する効果が期待できます。

Enjinの技術やエンジンコインのユースケースが拡大すれば、エンジンコインへの関心もより深まるでしょう。

エンジンコイン(ENJ)はゲーム業界向け仮想通貨の新たな可能性!購入できる取引所で運用を始めよう

エンジンコインは、ゲーム内でも使用できる仮想通貨として大きく注目を集めています。

ゲーム業界全体や、メタバースの発展により更なる需要の拡大が期待できるでしょう。しかし、エンジンコインを購入できる取引所は多くはありません。

自分に適した取引所を選択し、エンジンコインの運用を始めてみましょう。

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